ニュース評論 2021 6 5
2021年6月4日の時事通信社には、このような記事がありました。
天安門事件は「大虐殺」 中国の残虐行為の同義語に―米国務長官
【ワシントン時事】ブリンケン米国務長官は3日、
中国の民主化運動が武力弾圧された天安門事件から4日で
32年になるのに合わせて声明を発表し、
事件を「大虐殺」と表現し、非難した。
その上で「天安門広場」は、
人権や基本的自由を訴えた数万人の人々を黙らせるために
中国政府が取った残忍な行動の同義語となったと指摘した。
(引用、以上)
時事通信社の報道には驚きました。
ブリンケン国務長官の声明については、
手許に全文訳がありますが、
日本の報道機関ならば、中国に配慮して、
普通は削除する部分をあえて報道しています。
時事通信社のニュースは、ワシントン発になっていますので、
アメリカの中国に対する厳しい雰囲気を伝えるために、
このような厳しい報道になっているのかもしれません。
ニュースとは、ありのまま伝えられると思うでしょうが、
実際は、報道機関によって「切り取られ」、「製作」されるものです。